北朝鮮の「外貨稼ぎ集団」が制作した絵画が、韓国の通販サイトで公然と売買されていました。

北朝鮮の景勝地・金剛山(クムガンサン)の渓谷が描かれた絵画は、北朝鮮の美術団体で「外貨稼ぎ集団」とされる「万寿台(マンスデ)創作社」の画家によって描かれたものとみられ、韓国のネット通販で約11万円で販売されていました。

万寿台創作社は、北朝鮮の核・ミサイル開発の資金源となるおそれがあることから、2017年に国連安保理の制裁対象となり、韓国政府も金融取引を規制しています。

作品を販売していた美術品流通会社の従業員は「絵がいろいろなところから入ってくるので、(品物が)あれば売って、なければ売らないだけ。私たちが特別な考えで北朝鮮の絵を販売し、お金を稼ごう、普及をしようとか、そういうものではない」と話します。

問題を調査した韓国の国会議員は、「個人間の売買も国内の法律によって処罰の対象になりうる」と指摘しています。

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