ウクライナ議会は、動員逃れへの罰則強化などを盛り込んだ軍への動員に関する改正法案を可決しました。

 11日、ウクライナ議会は軍への動員規則を改正する法案を賛成多数で可決しました。

 法案では、18歳から60歳の男性は最新の個人情報を軍に登録することや兵役に関する書類の携帯を義務付けることなどが盛り込まれています。

 また、動員に従わない人は車の運転を禁止するなど、動員逃れへの罰則も強化されています。

 当初、法案に盛り込まれていた「動員された兵士は3年後に動員を解除される」とする条項は削除されました。

 法案はゼレンスキー大統領が署名した後、1カ月後に発効します。

 ウクライナ軍では、西側諸国からの兵器や弾薬の供給遅れに加えて兵士不足も深刻化していて、ゼレンスキー大統領は今月上旬にも徴兵の最低年齢を27歳から25歳へ引き下げる別の法案に署名しています。

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