オーストリア国民議会の総選挙が行われ、ナチスの元党員らが設立し、反移民政策を掲げる極右政党が初めて第1党になることが確実となりました。

選挙管理委員会によりますと、極右政党の「自由党」の得票率が29.2%、ネハンマー首相率いる中道右派の「国民党」が26.5%となり、自由党が初の第1党になることが確実となりました。

しかし過半数には届かなかったことから、連立協議が今後の焦点となります。

1950年代にナチスの元党員らが設立した自由党は、反移民政策を掲げているほか、ウクライナへの支援に反対しロシア寄りの姿勢を示しています。

ヨーロッパでは、ドイツやフランスなどでも極右勢力が選挙で相次いで勢力を拡大しています。

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