北朝鮮の金正恩総書記は、今年7月の大雨で被災した北西部を視察し、復旧作業を早めに終わらせるよう促しました。
被災した地域の建設現場を、警護要員に囲まれた金正恩総書記がみてまわっています。周りには、まだ骨組みだけの建設中の住宅がずらりと並んでいます。
朝鮮中央通信によりますと、金総書記は29日、中国との国境付近で7月に発生した大規模な水害の被災地を訪問し、復旧現場を視察しました。
金総書記は、「被災者の痛みを一日も早く癒やすのが最優先課題である」と話し、「被災地住民が幸せな住まいで暮らせるようにすべきだ」と強調しました。
北朝鮮は被災した地域の建物を取り壊し、新しい住宅の建設を進めていて、「農村文化都市」を図っているとしています。
ただ、韓国メディアは水害発生から2か月が経ったいまも、復旧の目処は立っておらず、国民に対して災害復旧を急ぐ姿勢をアピールしたものだと伝えています。
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