軍事政権下のミャンマーに駐在する日本大使が離任し、後任の大使が赴任しないことが分かりました。ミャンマーに対する日本政府の関与が大きく後退することになりそうです。

関係者によりますと、2018年に着任した丸山市郎駐ミャンマー大使が27日に離任しました。後任の大使は置かず、吉武将吾公使が臨時代理大使を務めることになります。

大使の派遣には、3年前のクーデターで実権を握った軍事政権に信任状を提出する必要があるため、日本政府は軍政を承認したと受け取られることを懸念し派遣を回避したとみられます。

日本政府はミャンマーに対し、戦後も経済協力や開発支援を続け、クーデター以降も一定の関係を維持してきましたが、大使の派遣を見送ることで、その存在感が低下することになりそうです。
(※画像は離任した丸山市郎駐ミャンマー大使)

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