北朝鮮の金正恩総書記の妹・与正氏は、アメリカの原子力潜水艦が、韓国の港に入港したことを確認したとして非難しました。

2023年11月に打ち上げた、偵察衛星の能力を誇示する狙いもあるとみられます。

金正恩総書記の妹・与正氏は24日、朝鮮中央通信を通じ「23日10時3分10秒、航空宇宙偵察所が韓国の釜山港でアメリカ軍の原子力潜水艦を捉えた」とする談話を発表し「狂気的な軍事戦略的企み」と非難しました。

北朝鮮が「航空宇宙偵察所」の存在を明らかにするのは、初めてです。

韓国メディアは北朝鮮が2023年11月に打ち上げた、軍事偵察衛星の情報分析機関との見方を伝えています。

アメリカの原子力潜水艦「バーモント」の入港は、23日に韓国メディアが報じていましたが、北朝鮮は偵察能力を誇示する狙いがあるとみられ「韓国のすべての港と基地は安全ではないという事実を分からせる」と威嚇しています。

一方、基地や潜水艦の衛星写真などは、これまでに公開されていません。

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