アメリカのトランプ前大統領の2度目の暗殺事件で、司法省は、銃の不法所持の罪ですでに訴追されていた58歳の男を、新たに暗殺未遂などの罪で起訴したと発表しました。

司法省の発表によりますと、ライアン・ラウス被告(58)は、9月15日、アメリカ南部フロリダ州でゴルフ中のトランプ前大統領を銃で暗殺しようとしましたが、警戒中のシークレットサービスが顔の一部を隠したラウス被告を発見し、発砲。逃走したラウス被告を拘束したということです。

また、起訴状によりますと、ラウス被告が数カ月前に知人に預けていた箱から「世界へ。これはドナルド・トランプの暗殺を試みるための計画だった。自分は役に立たず、すまない」と記した手紙が見つかり、検察はこれをラウス被告の犯罪の証拠として、提示しました。

また、被告の車からは、トランプ氏が8月から10月の日付や、訪れた場所などを記した手書きのメモがみつかっていて、ラウス被告が数カ月に渡って暗殺を計画していたとみられます。

ラウス被告が有罪となった場合、終身刑が言い渡される可能性があります。

ガーランド司法長官は「民主主義の根幹を脅かす暴力を容認できない」とコメントしています。

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