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24日は、廃棄されるオリーブから作られたプラスチックです。

トルコは生産量が世界第2位のオリーブ大国。
朝食にはオリーブのほか、オリーブオイルも欠かせません。

一方、オリーブオイルの製造で廃棄される搾りかすなどは、トルコだけで年間50万トンにものぼります。

その廃棄物を活用しようと考えたのが、ドゥイグ・ユルマズさんです。

Biolive・ユルマズCEO:
通常トルコで搾りかすは焼却処分します。これら製品の特徴は、廃棄物から作ることです。

オリーブの搾りかすに独自の液体を加える革新的な技術を開発し、プラスチックの原料を作ることに成功。

歯ブラシやくし、また革製品のようなかばんも作られています。

搾りかすを利用することで、焼却した際に排出される二酸化炭素も削減できているんです。

原料が廃棄物のため、生産コストも他の植物性プラに比べて3分の1ほどに抑えられています。

そして9月に発表されたのが、冷蔵庫などの電化製品です。

耐久性を持たせるため、60%ほど通常のプラスチックと合成していますが、全てにオリーブプラが活用されています。

Biolive・ユルマズCEO:
多くの企業がプラスチックだけでなく繊維なども植物性にしようとしているので、(オリーブ以外の)廃棄物も原料にしたいと考えています。

廃棄されるオリーブの搾りかすから、環境に配慮した素材へ。挑戦は続いています。

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