中国の深セン市で日本人学校の男子児童が刺されて死亡した事件を受け、柘植外務副大臣が北京に到着しました。中国政府に真相究明と再発防止などを求めることにしています。

柘植芳文外務副大臣は23日、広東省・深セン市で日本人学校の10歳の男子児童が登校中、刃物で刺されて死亡した事件について中国政府関係者と協議を行う予定です。

柘植芳文 外務副大臣
「原因の究明だとか、安全がしっかり担保されるような形のものを、なんとか双方でやっていくような道筋ができればと思っています」

また、柘植副大臣は、犯行の動機がいまだに明らかになっていないことについて「時間がかかるかもしれないが、対策を打つためにもしっかりやってもらいたい」と述べ、真相の究明とともに、再発防止などを求める考えを示しました。

また、政府関係者によりますと、上川外務大臣と中国の王毅外相がアメリカ・ニューヨークで行われる国連総会に合わせて会談を実施する方向で調整しているということです。

日中外相会談は、実現すれば今年7月以来となりますが、今回の事件のほかに日本産水産物の輸入再開などについて話し合われるものとみられます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。