レバノンでイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員らが所有する無線機(トランシーバー)が爆発した事件で、ロイター通信は20日、トランシーバーの内部にペンスリットと呼ばれる爆薬が仕掛けられていたと報じた。
前日に一斉に爆発したポケットベル(ポケベル)にも同じ爆薬が仕掛けられていたとみられており、いずれもイスラエルの関与が強く疑われている。
ペンスリットはプラスチック爆弾の原料に使われる爆薬。報道によると、バッテリーパックに組み込まれており、検知するのが困難だったという。トランシーバーは日本メーカーの名前が記されたラベルが貼られていたが、偽物が使用された可能性も指摘されている。
レバノンでは17、18の両日、ヒズボラのポケベルとトランシーバーが相次いで爆発し、少なくとも計37人が死亡したほか、3000人以上が負傷した。【エルサレム金子淳】
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