イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」を標的とした通信機器の爆発が相次いだ中東レバノンでイスラエル軍の空爆があり、死傷者が出ています。ヒズボラの幹部を標的にしたとみられています。

 中東の複数のメディアによりますと、レバノンの首都ベイルート南部にある住宅にイスラエル軍のミサイル4発が着弾し、これまでに3人が死亡、子どもを含む17人が死亡したということです。

 情報筋の話として、標的はヒズボラの軍作戦部門の責任者とされるイブラヒム・アキル氏とされていて、死亡が確認されたということです。

 イブラヒム・アキル氏は1983年にベイルートにあるアメリカ大使館が爆破され63人が死亡した事件などを指揮したとして、アメリカが特別指定国際テロリストに指定していました。

 ヒズボラを巡っては、メンバーが使うポケベル型の通信機器などが相次いで爆破され、多数の死傷者が出るなどしていました。

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