ガザ地区を巡る停戦交渉が難航するなか、イスラエルがイスラム組織「ハマス」の最高指導者らの安全な脱出などを条件に新たな案を提示していることが分かりました。

 イスラエルメディアは19日、新たな停戦案が先週、ホワイトハウスの高官との会合で提示されたと報じました。

 ハマスの最高指導者シンワル氏らをガザ地区から安全に脱出させる代わりに残る人質を一斉に解放し、停戦するというものです。

 このほか、詳細は明らかになっていませんが、イスラエルに収監されたパレスチナ人の釈放に加え、停戦後のガザ地区の統治についても条件が盛り込まれているとしています。

 イスラエルの政府関係者は「交渉が難航していること、そして人質の命が刻一刻と危険にさらされていることを考慮して段階を短縮し、より迅速な取引を提案したい」と語っています。

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