中東のレバノンで、今度はトランシーバーが相次ぎ爆発。
そのトランシーバーには、日本製とおぼしきロゴが記されていました。

車の横で白っぽい煙が上がり、直後に悲鳴が上がっています。

爆発が起きたのは、前日のポケットベルの爆発で死亡した人の葬儀が行われているさなかでした。

親イラン武装組織ヒズボラのメンバーなどが使っていたポケットベルが次々と爆発し、多くの死傷者が出た中東のレバノン。

18日に相次いだのは、トランシーバーの爆発です。
この爆発で20人が死亡、450人以上がけがをしました。

爆発直後の現場で撮影された映像です。

粉々になったトランシーバーの中に、日本の通信機器メーカー『アイコム』のロゴが見えます。

FNNは19日、大阪市のアイコム本社を取材し、事実関係を確認しました。

アイコム株式会社・榎本芳記取締役:
多分このタイプであろうと。これがバッテリーパックで、充電してここに脱着して使う。

犯行に使われたのは、すでに生産中止になった『IC‐V82』という機種ではないかといいます。

アイコム株式会社・榎本芳記取締役:
最終出荷は2014年ですね。ただこの機種はニセモノが出回った機種です。(2013年8月以降は)ホログラムを貼ってニセモノか本物か識別するよう始めました。

今回爆発した写真のトランシーバーにはホログラムが貼られていなかったため、偽物か、2013年の夏前に出荷した製品のいずれかではないかといいます。

アイコム株式会社・榎本芳記取締役:
仕込むとしても、この中びっしりと機械詰まってますから、スペースないと思う。爆発物を当社のバッテリーパックに偽装して作ったか。

ロイター通信によると、今回爆発したトランシーバーとポケベルは、5カ月前にヒズボラが購入したものだということです。

ヒズボラは、いずれの爆発もイスラエルによる犯行だと断定。

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