アメリカ・カリフォルニア州でAI=人工知能の普及に伴い、ハリウッドスターらのデジタル肖像権を保護する法案が成立しました。
17日、アメリカ・カリフォルニア州のニューサム知事はハリウッド映画の俳優などおよそ16万人が所属する組合SAG-AFTRAを訪れ俳優らのデジタル肖像権を保護する法案に署名しました。
これにより俳優らのデジタルレプリカについて制作側が契約書に使用方法を具体的に記載していなかったりした場合は契約が無効になります。
また、俳優らの死後も遺産相続人にデジタルレプリカの作成に同意する権利が付与され、死後70年間有効となります。
またニューサム知事は大統領選挙を前に選挙に悪影響を及ぼす恐れがある、ディープフェイク動画などについて、大規模プラットフォームの提供企業に選挙日前後の一定期間、削除を義務付けました。
その他の期間もラベル付けを義務付ける法案に署名しました。
カリフォルニア州では、AI技術によって大規模な損害や人的被害をもたらした場合には、州の司法長官が、AIの提供企業を提訴できるようになる法案が、州議会ですでに可決されていて、今後、ニューサム知事が署名するか注目されています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。