共和党のトランプ前大統領は2度目の暗殺未遂事件の後、初めて公の場に姿を見せ、民主党のハリス氏からの電話に「感謝している」と述べました。

共和党 トランプ前大統領
「カマラ・ハリスからとても素敵な電話をもらった。とても良かった。感謝している。しかし、私たちは(選挙に勝って)国を取り戻さなければならない」

 トランプ氏は17日、ミシガン州で開かれたイベントに参加しました。

 15日に起きた暗殺未遂事件について、バイデン氏やハリス氏から電話をもらったことに「感謝している」と述べました。

 トランプ氏は事件はハリス陣営による政治的な攻撃が引き起こしたものだとSNSなどで非難していましたが、今日のイベントではバイデン政権の経済政策や国境管理の批判にとどめました。

 ただ、「電話がなければよかったのにという気持ちもある」とも述べ、バイデン氏やハリス氏への感謝にためらいも見せました。

民主党 ハリス副大統領
「彼が無事かを確認し、『この国に政治的な暴力が許される場所はない』と私が公の場で言っていることを伝えた」

 一方、ハリス氏はペンシルベニア州で開かれたイベントで、トランプ氏との電話について紹介したうえで「政治的な意見の違いがあっても、その解決のために暴力を使うことはあってはならない」と強調しました。

 また、トランプ氏がテレビ討論会で「移民が住民のペットの肉を食べている」と発言したことについて、有害で憎悪に満ちた考えで、国の分裂を招くものだと批判しました。

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