崖から転落したバスを数人がかりで支える人たち。
バスの前方部分が潰れ、今にも全体が落ちそうになっています。
乗客とみられる人々が身を寄せ合う一方、バスの車内にも、まだ乗客が乗っているのが確認できます。
転落事故は16日、ペルーの世界遺産マチュピチュ近くで起きました。
標高約2400メートルの断崖の上に作られたマチュピチュ。
「天空都市」とも呼ばれています。
そんなマチュピチュ遺跡への主な交通手段がシャトルバスです。
バス会社によると、事故は遺跡からふもとの町に向かう途中で起きました。
現場の道路にはガードレールがなく、バス1台が通るのがやっとの道幅。
地元メディアによりますと、バスにはチリやイタリア、メキシコなどの観光客32人が乗っていて、うち29人がけがをしたということです。
日本人は乗っていなかったとみられます。
現地の報道によると、当時の現場には霧が立ち込めていて、視界の悪さが指摘されています。
当局が詳しい事故の原因を調べています。
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