ウクライナのゼレンスキー大統領は、黒海で穀物を輸送していた船がロシア軍のミサイル攻撃を受けたと発表しました。

ゼレンスキー大統領はSNSで12日、ロシア軍が黒海で穀物を輸送していた民間船をミサイルで攻撃したと明らかにしました。船はエジプトに向かっていて、ウクライナ領海を出た直後に攻撃を受けたということです。死傷者はいないとしています。

シビハ外相はSNSで「航行の自由と世界の食糧安全保障に対するあからさまな攻撃だ」と非難しました。

ロイター通信によりますと、おととし2月のロシアによる侵攻開始以降、港に停泊していた穀物輸送船が攻撃を受けたことはあったものの、海上での輸送中に攻撃を受けたのは初めてだとしています。

船はカリブ海の国「セントクリストファー・ネイビス」船籍の貨物船で、ウクライナ南部オデーサにあるチョルノモルスクの港を出たあと、ルーマニア付近の黒海海域で攻撃を受けたということです。

一方、ロシア国防省は12日、ウクライナ軍が越境攻撃を続けるロシア西部・クルスク州であわせて10の集落を奪還したと発表しました。

2日間の攻撃で奪還したとしていて、ロシア側が大規模な反撃に乗り出した可能性があります。

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