【中継】ハリス氏vsトランプ氏は“ハリス氏が優勢”との見方も「トランプ氏が慣れない守りに入っている」　ハリス陣営は2回目討論会を希望

アメリカ大統領選の討論会。
アメリカのメディア、そして国民はどのように受け止めたのでしょうか。

現地で取材に当たったFNNワシントン支局・中西孝介記者に話を聞きます。

討論会の直後は双方が勝利を宣言しましたが、大手メディアの多くは、ハリス氏が優勢だったとの見方を伝えています。

ハリス氏は質問に明確に答えていない部分もありましたが、トランプ氏への攻撃に時間を費やし、「普段は攻撃的なトランプ氏が慣れない守りに入っている」というイメージを強く持ちました。

また、トランプ氏が「不法移民が犬や猫などの住民のペットを食べている」と発言したことなどを含め、複数回にわたり司会者が発言の事実関係を否定したことから、トランプ氏の表情に苛立ちが見える場面も度々ありました。

ただ、世論調査によっては、トランプ氏が勝利したとの結果も複数あり、ハリス氏の印象が強かったものの、選挙戦の方向性を決定づけるほどではなかったとの見方もあります。

実際に投票先を決めていない無党派層がどう受け止めたかについては、まだ不透明な状況です。

──今後の選挙戦の行方はどうなりそうか？
早くもハリス氏の陣営は10月に2回目の討論会を希望しています。
これにトランプ氏に近いとされる保守系のFOXニュースが名乗りを上げていて、今後、調整が進むものとみられます。
討論会のあと、トランプ氏は予告なしにメディアセンターを訪れ、討論会を主催したABCテレビを不公平だと批判しました。
今後、両陣営がどのような戦略を立てていくかにも注目が集まりそうです。

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