アメリカ大統領選に向けた民主党のハリス副大統領と、共和党のトランプ前大統領による初のテレビ討論会は、非難の応酬となりました。

ABCテレビが主催の討論会では、冒頭、ハリス氏がトランプ氏に歩み寄り、2人は握手を交わしました。

討論会は約1時間45分にわたり、経済や移民、中絶問題など幅広いテーマで激しい論争が交わされました。

ハリス副大統領:
彼は憲法を破棄すると公言している。政敵に対し司法省を武器化するでしょう。

トランプ前大統領:
(司法省を)武器化したのは私ではない。彼女が武器化したのです。彼女たちの発言のせいで、私は頭を銃弾で撃たれたのかもしれない。

また、経済政策を巡ってハリス氏が「トランプ氏は、大恐慌以来最悪の失業率を残した」と訴えると、トランプ氏は、バイデン政権が「アメリカ史上最悪のインフレをもたらした。経済を破壊した」と反発しました。

外交政策ではハリス氏が「世界の指導者はトランプ氏を笑っている」と言い放つと、トランプ氏は「私が大統領だったら、イスラエルやウクライナで戦争は起きなかった」と述べ、バイデン政権の外交姿勢を非難しました。

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