イスラエルの空爆で破壊された家の隣に座る子どもたち=パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで2024年4月21日、ロイター

 イスラエル軍は24日、イスラエルの北部国境で活動していた予備役の2旅団をパレスチナ自治区ガザ地区に動員したと発表した。イスラエルメディアによると、イスラエル国防省は、ガザ最南部ラファから避難する住民を収容するためのテント4万張りを既に調達したといい、ラファへの侵攻準備の一環の可能性がある。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、イスラエルの計画について説明を受けたエジプト当局者の話として、イスラエルがラファから、イスラエル軍がほぼ制圧したガザ南部ハンユニスなどに市民を避難させる準備を進めていると報じた。テントのほか、食料配給センター、野外病院などを設置予定だという。住民の避難は2~3週間必要で、その後の戦闘は少なくとも6週間は続く可能性があるという。【エルサレム松岡大地】

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