「ヴィ―ガン」という言葉を知っていますか。肉や魚、卵など動物性食品を口にしない生活習慣のことです。国の調査によると、日本を訪れる外国人の約4%から6%がヴィーガンとされています。北陸新幹線開業で県内でも外国人観光客が増える中、越前市の高校生がヴィーガンに対応したスイーツの開発に挑戦することになりました。
ヴィ―ガンに対応したスイーツを開発するのは、越前市にある武生商工高校の3年生約40人です。9日は1回目の開発会議が行われました。
開発に協力するのは、市内で韓国風スイーツのカフェを経営する谷樹里さんです。谷さんは北陸新幹線開業後、外国人観光客が増えヴィーガン料理の問い合わせも寄せられるようになったとし、生徒たちに、例えば食材選びなら牛乳の代わりに豆乳、ハチミツの代わりにメープルシロップ、チーズの代わりに餅といった代替品が使えることを教えました。
この後、生徒らはグループに分かれて、地元の食材を生かしたヴィーガンスイーツのアイデアを出し合いました。
生徒たちは「シイタケとかサツマイモとかホウレンソウをタルトにいれることを考えた」「若者向けにパンケーキを作ったりとか、お年寄り向けにムラキイモを使ったモンブランを作ったらどうかという案が出た」「海外の客にも受け入れられるし地元の人も気になるような商品を開発していきたい」などと話していました。
今後、生徒たちのアイデアをもとに谷さんが実際にスイーツを作るということです。
生徒たちは、試食や改良を繰り返して商品化し、10月27日に行われる学校の恒例行事「武生商工デパート」での販売を目指します。
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