NATO(北大西洋条約機構)の加盟国でロシアの軍事ドローンの領空侵犯が相次いでいます。バルト三国のラトビアではベラルーシから侵入したドローンが墜落しました。

 ラトビア国防省は8日、前日にドローンが飛来し、東部のレーゼクネに墜落したと発表しました。

 ドローンはロシアの軍事ドローンで、ロシアの同盟国で隣国のベラルーシからラトビア領空に侵入したということです。

 NATO加盟国のラトビアはロシアから見てウクライナの反対の方角で、墜落した場所はウクライナから500キロ以上離れています。

 一方、同じNATO加盟国のルーマニアでも8日、ウクライナとの国境付近でロシアの軍事ドローンが領空に侵入しました。

 ルーマニア国防省はウクライナの港湾施設などを狙った攻撃だと指摘し、ドローンの一部が国内に落下した可能性があるとして調査しています。

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