ミャンマー北東部で6日、クーデターにより実権を握る軍が住宅街を空爆し、これまでに子どもを含む民間人11人が死亡、12人が負傷しました。

現地の人権団体によりますと、中国との国境近くにあるミャンマー北東部シャン州のナムカム地区で6日未明、ミャンマー軍による空爆攻撃がありました。

多くの住宅などが破壊され、これまで子どもや妊婦を含む11人が死亡したほか、12人が負傷したということです。

この地域はもともと、ミャンマー軍が支配していましたが、軍への攻勢を強める少数民族武装組織のタアン民族解放軍(TNLA)が去年10月以降に占領しました。

地上戦で劣勢に立つミャンマー軍は、無差別の空爆攻撃などを繰り返していています。

一方、国境を接する中国との緊張も高まっていて、ミャンマーの独立系メディアによりますと、タアン民族解放軍は先月末、ミャンマー軍との戦闘をやめるよう中国側から文書で警告されたということです。

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