アメリカの司法省は4日、11月の大統領選挙に影響を与えようと偽情報などを拡散した、ロシアの国営メディアの職員2人を起訴したなどと発表しました。

ガーランド司法長官:
われわれは、民主主義的な政治システムを悪用しようとする権威主義的な政権の試みには容赦しない。

ガーランド司法長官は記者会見で、ロシアの国営メディアRTが、プロパガンダや偽情報を拡散し大統領選挙に介入したとして、職員2人を起訴したと発表しました。

2人は、少なくとも過去1年間で、約14億円を秘密裏にSNSコンテンツの制作会社に提供し、親ロシアのプロパガンダや偽情報を含んだ数千本の動画を作成して世論を操作しようとされています。

また、ロシア政府などが資金を拠出し、選挙に介入する活動を行っていたインターネットの複数のドメインも押収したとしています。

さらにアメリカ財務省は、RTの編集長ら10人と2団体を制裁対象に追加したと発表しています。

ガーランド氏は、ロシア以外にも「イランによる攻撃的な活動が増加している」として、対処していく考えを示しました。

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