ウクライナのゼレンスキー大統領が、大規模な内閣改造を行う考えを示しました。副首相や外相など複数の閣僚が相次いで辞表を提出しています。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「政府内に強化が必要な分野がいくつかあるので人事を決めた。大統領府にも異動があるだろう」

ウクライナ史上最年少で外交政策のトップを務めていたクレバ外相。ウクライナへの支援策を世界中で取りまとめてきました。

ウクライナ クレバ外相
「平和に向けての道上で、私たちはロシアに殺されるつもりはない」

そのクレバ氏が辞表を提出していたことが分かりました。ただ、これには戦略がありそうです。

ウクライナ公共放送(※情報筋によると)
「ドネツクなどロシアによる占領地を担当している省と、その他の国土を統括している省が統合されるので、クレバ氏が率いることになる」

欧米メディアの中には「NATOとの関係強化に専従する」との見方もあります。

5日には、カミシン戦略産業相やベレシュチュク副首相など、コアメンバーを含めた大幅な人事が行われる予定です。

今月末までに戦争終結に向けた計画をアメリカに示すとしているゼレンスキー大統領。「秋は正念場」にほかなりません。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「この秋はウクライナにとって極めて重要となる。必要な全ての成果を達成するため、国家機関を整備しなければならない」

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