ロシアのプーチン大統領は、自らに逮捕状を出したICC=国際刑事裁判所の加盟国であるモンゴル訪問を終え、帰国の途につきました。モンゴルはプーチン氏を逮捕せず、ロシアとの関係を優先したとみられます。

プーチン大統領は3日、訪問先のモンゴルでフレルスフ大統領と会談し、「両国関係はあらゆる分野で発展している」と述べ、両首脳はロシアからのエネルギー供給などに関する文書に署名しました。

その後、プーチン氏は3日夜にモンゴルを発ち、帰国の途につきました。

モンゴルはプーチン氏に戦争犯罪の疑いで逮捕状を出したICCの加盟国ですが、今回、逮捕はせず、エネルギー分野で依存を深めるロシアとの関係を優先したとみられます。

今回のモンゴル訪問が前例となり、今後、ICC加盟国であってもプーチン氏の訪問を受け入れようとする国が出てくる可能性もあります。

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