ギリシャの観光地・ボロスで撮影された映像。
市内を流れる川の一部が白く変色しています。

白く見えているのは、100トンを超える量の魚の死骸です。

現地では2023年の大雨で洪水が発生。
その際、湖や川に生息していた淡水魚が海まで流され、大量死したあと、河口付近に流れ着いたとみられています。

周辺には強烈な悪臭が漂い、観光客が激減するなどの被害も出ているということです。

当局は、1日で40トン以上の死骸を回収するも、作業は追い付かず、非常事態宣言を出して対応に当たっています。

一方、台風11号が接近したフィリピン北部。

川と道路を流れる激しい濁流。
付近では、水が建物の2階部分より高く噴き上がっています。

2日、多くの街が洪水被害に見舞われました。
首都のマニラでは大雨による地滑りなども起きていて、死傷者も出ているということです。

悪天候は、春を迎えた南半球でも深刻化しています。

オーストラリア南部のビクトリア州で捉えられたのは、バルコニーに降り注ぐ大量のひょうです。

同じ州にある別の住宅の防犯カメラ映像は、カメラに何かが飛んできた次の瞬間、街路樹が倒れる様子を捉えていました。

春の嵐でビクトリア州では、猛烈な風が一晩中吹き荒れ、一部の地域では風速40メートル以上を観測。
あの街路樹は、その強風によってなぎ倒されたとみられています。

この嵐により、停電も発生したほか、600軒以上の家屋が損壊するなどの被害が出たということです。

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