泣き止まない子供を他人がしつけ。
中国のSNSで拡散された動画が物議をかもしています。
飛行機内で泣き続ける女の子。
すると、一緒にいる女性が「おばさんに抱っこしてほしい?抱っこしてあげるけど泣くのはダメだよ。黙ってくれれば抱っこするよ」と泣きやむように促します。
鏡に映るのは、撮影をするもう1人の女性。
女の子が泣いているのは機内のトイレです。
現地の報道によると、この動画が撮影されたのは8月24日、中国の国内便の中。
祖母と一緒に乗った女の子が、周りの乗客が耳を塞ぎたくなるほどの声で泣き続けたといいます。
すると、乗客の女性2人が祖母の同意を得たうえで女の子をトイレに連れていき、「分かるよね?いい子にして。泣きやんだら外に出られるよ。泣きやんだらばあばを捜しに行こう、いい?3分間静かにしてみて。外に出て泣いたら、またここに戻らないといけないよ、分かった?」とさとしたのです。
SNSに動画を投稿した女性は、自分たちの対応について、「私はただ子供をちゃんとあやして、同時に同乗するみなさんによく休んでもらいたかった」と説明しました。
また、女の子をトイレに閉じ込めたあとの様子についても「女の子は飛行機を降りるまでの2時間以上、ずっと泣いていなかったし、私たちは後で一緒に朝食を食べて、一緒に楽しく遊んだ」としています。
しかし、動画は瞬く間に拡散し、女性たちの行動に批判が噴出。
ただ一部では、女の子の祖母の同意を得ていたことから、女性たちを擁護する意見も。
幼い子供が公共の場で泣きやまない事態について、街の人はどう感じているのでしょうか。
40代女性:
(赤ちゃんは)泣くのが仕事なんだなという感じで、温かい目と気持ちで見てあげればいい。
40代男性:
子どもは泣くのは当たり前だから、別に周りの人あまり気にしない。
30代男性:
ビジネスパーソンがイライラしている方が多いなという印象
子供を持つ親の声も聞きました。
40代女性:
(Q.自分だったらどう対応?)落ち着くまで皆さんに『辛抱いただけますか?』って頭下げるしかないです。
40代女性:
ちょっと1回泣いちゃったら、地獄の片道切符じゃないけども。声をかけてもらうだけでほっとする。
20代女性:
(子どもが)眠って乗れるように、飛行機に乗る前の時間帯を工夫して乗る。
今回、中国で起きた件について、航空会社は「見知らぬ人が子供を連れて単独で行った、いわゆる『教育』のやり方を非難する」とコメントしています。
航空会社はまた、乗務員の見落としを謝罪すると共に再発防止策を講じるとしています。
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