5年前、ノルウェー沖で「サンクトペテルブルク」と書かれたハーネスを着けていたため、「軍事目的で訓練されたロシアのスパイではないか」との憶測が広がっていたシロイルカが死にました。

水面から顔を出し、頭をなでられても逃げ出さない人懐こいシロイルカ。2019年にノルウェー沖で見つかった際、胴体につけられていたハーネスには「サンクトペテルブルク」と書かれていたため、「ロシアから来たスパイではないか」との憶測が広がっていました。

AP通信はノルウェーメディアの話として先月31日、このシロイルカが死んだ状態で見つかったと報じました。

ノルウェー南部で釣りをしていた親子が海に浮かんでいるシロイルカの死骸を見つけたということです。

シロイルカの体に目立った外傷はなく、専門家が死因などを調べる予定です。

“スパイ”疑惑のあったこのシロイルカは、ノルウェーの海岸沿いの複数の町に現れ、人々とのふれ合いを楽しんでいたということです。

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