ロシア国旗(ロイター)

ロシアの捜査機関「連邦捜査委員会」は23日、収賄の疑いで、露国防省のイワノフ次官(48)を拘束したと発表した。タス通信によると、ペスコフ露大統領報道官は同日、イワノフ容疑者の拘束についてプーチン大統領が報告を受けたと明らかにした。

連邦捜査委員会は容疑の詳細に言及していないが、タス通信は、適用された刑法の条文から、イワノフ容疑者が100万ルーブル(約166万円)以上の賄賂を受け取り、最長15年の禁錮刑を科される可能性があると伝えた。

報道によると、イワノフ容疑者は経済の専門家で、過去に露エネルギー省の傘下機関トップやモスクワ副市長などを歴任。2013年から軍事関連施設の建設を手掛ける露国防省の傘下企業トップを務めた後、16年に国防次官に就任した。「最も裕福な官僚の一人」として知られていた。

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