中国を訪問したアメリカのサリバン大統領補佐官が、民主党の大統領候補・ハリス氏の外交姿勢について中国側に説明したことを明らかにし、バイデン政権の方針が継承されるとの見解を示しました。

国家安全保障担当のサリバン大統領補佐官は今月27日から就任後、初めて中国を訪問し、習近平国家主席や王毅外相らと会談しました。

サリバン氏は29日の記者会見で、ハリス氏は習主席や李強首相と面識があると指摘したうえで、「米中間の競争が紛争や対立に繋がらないよう責任を持って管理することが不可欠だというバイデン大統領の考えを共有している」と述べました。

バイデン政権の外交方針が継承されるとの認識を示した上で、ハリス氏が副大統領として外交面で果たした役割について「中国側と共有できた」と強調しました。

また、バイデン大統領と習主席の首脳会談について、数週間以内に電話会談を行うよう調整を進めていると説明。11月に開かれる予定のAPEC首脳会議やG20サミットで対面で会談が行われるのが「自然だ」と述べて、会談の実施に期待感を示しました。

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