アメリカ西部カリフォルニア州で人工知能=AIの開発に安全対策を義務付ける法案が州議会を通過しました。AI開発の停滞を懸念する声も上がっていて、知事の署名を経て成立するかが注目されています。

法案はAIによる危険性を未然に防ぐことを目的に、▼AIの開発に公開前の安全テストの実施を義務付けるほか、▼重大な被害が起きた場合には、州が開発企業に対し、損害賠償を求めることができるなどと定められています。

一方、カリフォルニア州に本社があるIT大手のグーグルやメタなどは、こうした規制が開発を停滞させると懸念を示していて、また、影響の大きさから、そもそも州ではなく国レベルで議論すべきだとする声もあります。

法案は28日の下院に続き、29日に上院を通過し、今後、ニューサム知事が署名すれば成立します。しかし、知事はこれまで法案に対する態度を示しておらず、動向が注目されています。

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