犯罪収益の資金洗浄をしていた疑いなどで大阪府警に指名手配されていた日本人の男が、フィリピンで逮捕されました。

フィリピン当局などによりますと、逮捕された川崎博之容疑者(37)は、仲間と共謀して複数のペーパーカンパニーを立ち上げ、犯罪収益210万円を含む約560万円を別の口座に送金した疑いなどが持たれています。

川崎容疑者は犯行後フィリピンに逃亡していましたが、8月14日、首都マニラの空港でシンガポール行きの便に乗ろうとしたところ、フィリピン当局に拘束されたということです。

川崎容疑者は、収納代行業「リバトングループ」の中心的役割で、傘下に約500のペーパーカンパニーがあり、4000以上の法人口座を管理して資金洗浄を繰り返していたとみられています。

川崎容疑者は近く、日本に強制送還され、警察は組織の全容解明など本格的な捜査を進める方針です。

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