深刻な食糧危機が続くスーダンでWFP(国連世界食糧計画)の幹部が不正を行い、援助計画を妨げた疑いがあるとしてWFPが調査しています。

 スーダンでは内戦の激化によって世界最大の飢餓に直面していて、2500万人以上が食糧不安に見舞われています。

 ロイター通信は28日、食糧を配布する役割を担うWFPの現地幹部職員が情報を不正に隠した疑いがあると報じました。

 この職員はスーダン軍と武装組織が対立しているなかで、武装組織の支配地域に対する食糧配達をスーダン軍が妨害したことを隠していました。

 WFPは現在調査中としていますが、軍とのつながりが強いとされるこの職員は、すでにスーダンでの任務から外されたということです。

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