中国の世界遺産「万里の長城」を飛ぶ1台のドローン。
8月から「万里の長城」で始まったのは、ドローンによるデリバリーサービス。

アプリで注文すると、ふもとの飲食店などからドローンが飛び立ち、自動運転で標高1000メートルを超える山の上に立つ「万里の長城」まで最短5分で商品を届けてくれるというのです。

総延長2万kmを超える「万里の長城」。
その保護を目的に、売店などの商業施設は設置されていません。

ただ、このドローンを使えば、雄大な景色を眺めながら「万里の長城」で食事することが可能になります。

一方、アメリカ・サンフランシスコでは、無人タクシーによる前代未聞の騒音問題が起きていました。

多くの人が寝静まった未明、駐車場には待機中の40台ほどの無人タクシーが止まっていました。

車の中にはドライバーはいないはずなのですが、鳴り止まない無人タクシーのクラクション。

こうした状況が毎日のように続き、近隣住民から「うるさくて寝られない」などと苦情が相次いでいるのです。

サンフランシスコ市内では、グーグル系列の企業「Waymo(ウェイモ)」が2024年6月から自動運転による無人タクシーのサービスを開始しました。

利用客がいない未明の時間帯、駐車場では多くの無人タクシーが待機しています。

しかし、出動の要請がかかると様子が一変。

一斉に無人タクシーが動き出したため、駐車場は大混乱に。
なかなか外に出ることができません。

すると、無人タクシーは別の車に接近すると、衝突を防ぐ目的でクラクションが鳴るように設計されているため、一斉にクラクションの鳴らし合いが始まってしまうのです。

近隣住民は「バカげていると思ったわ。だって駐車場には誰も人がいないんだもん。クラクションが聞こえるのは私たち住民だけ」と話しました。

未明の騒音は数週間にわたって続いたといいます。

現地メディアによると、運営会社のWaymoは「衝突を防ぐためのソフトウェアを更新し、騒音は抑えられた」と説明しているということです。

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