FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長は23日、アメリカ西部のジャクソンホールで講演し、9月、利下げに踏み切る可能性を強く示唆しました。
FRB・パウエル議長:
政策調整の時が来た。方向性は明確だ。
パウエル議長は講演で、「インフレ率が持続的に2%に戻る自信を深めている」などと強調し、9月の会合で利下げに強く踏み切る可能性を示唆しました。
また、利下げを行う場合の幅について「今後発表されるデータや見通し、リスクのバランスによる」として、経済情勢などを見極める必要性を指摘しました。
パウエル議長の発言を受けて、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は一時、490ドル以上上昇したほか、外国為替市場では一時、144円台前半まで円高が進みました。
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