ロシア南部の刑務所で受刑者らが職員を人質に取って立てこもり、これまでに1人が死亡しました。犯行グループは過激派組織「イスラム国」とのつながりが指摘されています。

タス通信などによりますと、ロシア南部ボルゴグラードの刑務所で23日、少なくとも3人の受刑者らが職員を人質に取って立てこもりました。これまでに職員1人が死亡、4人が負傷していて、犯行グループは現金と逃走用ヘリコプターを要求しているということです。

複数のネットメディアは、犯行グループについて、過激派組織「イスラム国」につながりがあると指摘。

グループの1人は犯行の理由について、モスクワ郊外で今年3月に140人以上が死亡した銃乱射テロ事件で拘束された実行犯に対する「当局の拷問に復讐するためだ」と主張しているということです。

事件はプーチン大統領にも報告され、この日開催された安全保障会議でも取り上げられたとしています。

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