トマトなどの野菜を食い荒らす蛾「トマトキバガ」が長野県内で初めて確認され、県が生産者に注意を呼びかけています。

長野県によりますと、8月中旬に北信地域の農場で疑わしい成虫が捕獲され、農水省の施設で県内初のトマトキバガと確認されました。

トマトキバガは南米原産の体長5ミリから7ミリの小さな蛾で、幼虫がトマト、なす、ピーマン、ばれいしょなどを食い荒らすことで知られています。

2021年10月に国内で初めて熊本県で確認され、8月10日現在、41の道府県で捕まえたり農作物への被害が確認されたりしています。

1年に複数の世代が発生して繁殖力も高いため、被害の拡大が懸念されています。

県は22日、生産者に対し「ハウスなどの開口部に防虫ネットを設置し侵入を防止する」、「ほ場内を良く見回って早期発見に努め、疑わしい虫を見つけたら速やかに最寄りの農業農村支援センターや病害虫防除所に連絡する」ことなどを呼びかけました。

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