中国で2023年3月、アステラス製薬の現地法人に勤める50代の日本人男性がスパイ容疑で身柄を拘束されていた事件で、中国当局がこの男性を起訴したことがわかりました。

男性は2023年3月、帰国直前に反スパイ法に違反したとして身柄を拘束され、中国当局の監視下に置かれてきましたが、8月中旬、中国の検察当局がこの男性を起訴したことが北京の日本大使館への取材でわかりました。

日本政府はこれまで、男性の早期解放を繰り返し求めてきましたが具体的な進展はありませんでした。

今後は公判手続きが行われることから男性の拘束はさらに長期化する可能性があります。

北京の日本大使館は「今後も男性の早期釈放を強く申し入れていく」としています。

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