アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が先月の会合の議事録を公表し、大多数の出席者が「9月の会合での利下げが適切」との意見を述べていたことが分かりました。

アメリカの中央銀行にあたるFRBは21日、先月開かれた金融政策を決める会合の議事録を公開し、大多数の出席者が「予想通りのデータが続けば、9月の次の会合で政策を緩和するのが適切だろう」と述べていたことが分かりました。

FRBはインフレ率が依然として目標の2%を上回っていることなどから、年5.50%を上限とする政策金利を先月の会合でも据え置きましたが、数名の出席者は「最近のインフレの動向や失業率の伸びなどから、この会合での利下げを支持することもあり得た」と発言していたことも明らかになりました。

FRBのパウエル議長は23日に講演を行う予定で、9月の利下げなど金融政策や雇用情勢に関してどのような発言するか注目されます。

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