米民主党大会開催地シカゴで数千人がデモ、ガザ戦争に抗議

米イリノイ州シカゴで８月１９日、民主党全国大会の会場を囲む警備フェンスの一部を数十人の抗議者が突破し、機動隊が現場で対応に当たっている（２０２４年　ロイター/Marco Bello）

米民主党全国大会が開催されるイリノイ州シカゴで１９日、パレスチナ自治区ガザでの戦争を巡るバイデン政権のイスラエル支持に抗議するデモが行われ、数千人が参加した。

デモは数時間にわたって平和的に行われていたが、ロイター記者によると、大会の会場周辺の警備フェンスの一部を数十人の抗議者が突破し、機動隊が現場に急行する事態となった。

民主党全国委員会（ＤＮＣ）の警備チームは、デモ参加者が会場付近の外周フェンスの一部を突破したことを確認したが、警察当局が迅速に対応し、出席者への脅威はなかったと述べた。

ロイター記者は４人が拘束され、手錠をかけられているのを目撃した。

ＤＮＣの警備チームはこれらの抗議者が逮捕されたかどうかに関するコメント要請に応じなかった。

会場付近の公園まで行進した抗議者らは立ち止まって停戦を求める声を上げ、デモは激しさを増していた。民主党の大統領候補ハリス副大統領を「キラー・カマラ」と呼び、同氏に不満をぶつける場面もあった。

ただ、参加者は主催者が予想していたよりも少なかった。

民主党大会はこの日開幕。バイデン大統領が演説する。

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