イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘停止などに向けた交渉について、バイデン大統領は「合意にかつてなく近づいた」と評価しました。
中東カタールのドーハでは16日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘の停止やハマスによる人質解放に向けた交渉が行われました。
終了後、仲介するアメリカやカタール、エジプトが共同声明を出し、協議は「建設的で、前向きだった」と強調しました。協議ではアメリカが双方の相違点を踏まえた調停案を示したということで、来週末までに各国の高官がエジプトに集まり、合意を目指すとしています。
これを受け、バイデン大統領は。
アメリカ バイデン大統領
「合意にかつてなく近づいた。合意に至ってはいないが3日前と比べると、はるかに近づいた。成功を祈り続けよう」
「合意にかつてなく近づいた」と交渉を評価しました。
一方、交渉には参加せず仲介国から説明を受けたハマスの高官は、中東の衛星テレビ局アルジャジーラに対し、「イスラエルは交渉に新たな条件を付け加えようとしている」などと述べたということです。
今回の交渉は、イスラエルへの直接攻撃を明言するイランの判断にも影響すると見られていますが、ワシントンポストは、カタールの首相がイランに対し、交渉が継続する間は攻撃を控えるよう求めたと報じています。
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