デンマークの自治領グリーンランドで拘束され、日本が身柄の引き渡しを求めている反捕鯨団体「シー・シェパード」の元代表について裁判所は、来月5日まで勾留を延長することを決めました。

「シー・シェパード」の元代表、ポール・ワトソン容疑者(73)は先月21日、デンマーク領のグリーンランドで警察に拘束され、日本政府はデンマーク政府に対し、ワトソン容疑者の身柄の引き渡しを求めています。

警察の発表によりますと、グリーンランドの裁判所は15日、ワトソン容疑者の勾留を来月5日まで延長することを決めました。裁判所は、ワトソン容疑者が身柄の引き渡しを判断するための審理に出席するため、勾留延長の必要があると判断したとしています。

ワトソン容疑者は決定を不服として、上訴したということです。

ワトソン容疑者は2010年に日本の調査捕鯨を妨害したとして、傷害などの疑いで逮捕状が出され、ICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配されていました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。