終戦から8月15日で79年です。愛媛県松山市で県戦没者追悼式が行われ、出席した遺族らが改めて平和を願いました。
県民文化会館で行われた戦没者追悼式には、遺族や県の関係者ら約800人が出席しました。式では全員で黙祷をささげたあと、終戦の4日前に父親が戦死した山下幸良さんが、遺族を代表し追悼の言葉を述べました。
遺族代表山下幸良さん(84):
「最愛の家族を残して戦地に向かい、もうここに帰ってくることができないかもしれないと思いながら飲む酒はどんな味だっただろうかと。戦争は、これほどの深い悲しみを生むというのに、世界各地で今も争いが絶えず、多くの尊い命が失われています。一刻も早く平和が訪れるよう願ってやみません」
このあと遺族らが花を手向けて哀悼の誠を捧げ、平和への誓いを新たにしていました。
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