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 イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって、死者は4万人に迫っている。生まれたばかりの赤ちゃんまでも犠牲となっている。イランは停戦交渉が合意に至らなければ報復攻撃を行うと、緊張が高まっている。

■生後4日の双子 攻撃で犠牲に

 イスラエル軍の攻撃が続くなか、生まれたばかりの子どもまでもが犠牲となっている。

ムハンマド・アブルクムサンさん この記事の写真

 13日、ムハンマド・アブルクムサンさん(31)はその攻撃で妻と義理の母親、そして双子の子どもを失った。

「出生証明書を取りに行った時…」 ムハンマドさん
「妻が出産したんだ。出生証明書を取りに行った時、『あなたのいる家が爆撃を受けた』と電話があった。妻はいなくなり、(2人の子どもと)義母もいなくなった」 出生届提出

 双子は生後わずか4日。ムハンマドさんが出生届を提出しに行っている間の出来事だった。

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■ガザ地区の死者 4万人に迫る

■ガザ地区の死者 4万人に迫る

 イスラエル軍による攻撃は、日に日に激しさを増している。

死者4万人に迫っている

 10日には、避難所となっている学校を相次いで空爆するなど、死者は増え続けていて、その数は4万人に迫っている。

ハマスが運営するメディア イスマイル氏 ハマスが運営するメディア
イスマイル氏
「1万人以上の死者ががれきの下にいて、医療チームがたどりつけないまま埋もれている」

 国連安全保障理事会は13日、ガザの学校空爆を受け、緊急会合を開催。イスラエルとイスラム組織ハマスに対し、停戦協議の再開を要請する意見が相次いだ。

 緊張が高まるなか、13日、イスラエルの後ろ盾となっているアメリカのバイデン大統領はこう話した。

バイデン大統領 バイデン大統領
「難しくなっていっている。我々はイランがどう出るかにも注目している。ただ、停戦を諦めてはいない」 進展次第でイラン報復か

 イランは停戦協議が成立しなければ、イスラエルに報復攻撃を行うと宣言し、直接攻撃も辞さない構えだ。

代表団派遣に否定的な見解

 ロイター通信によると、15日にカタールの首都ドーハでアメリカなど3カ国が仲介する停戦協議が再開されるが、ハマスは代表団の派遣に否定的な見解を示していてその行方に注目が集まっている。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年8月15日放送分より)

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