2年前、ロシアとドイツを結ぶ海底パイプライン「ノルドストリーム」で起きたガス漏れに関連し、ドイツの検察当局がウクライナ人の男の逮捕状を取ったと現地メディアが報じました。

2022年9月、ロシアとドイツを結ぶ海底パイプライン「ノルドストリーム」でガス漏れが発生し、爆発物で破壊された疑いなどで、ドイツをはじめとする複数の関係国が捜査していました。

ドイツ第一公共放送ARDは14日、この事件に関連し、ドイツの検察当局が6月初めにウクライナ人のダイビングインストラクターの男の逮捕状を取ったと報じました。

男はポーランドに住んでいたことが判明したため、ドイツ当局はEU加盟国間で効力を持つ「ヨーロッパ逮捕状」に基づき、ポーランド側に捜査を依頼したということです。

また、ドイツ当局は他にウクライナでダイビング教室を営むウクライナ人夫婦が事件に関与したとみていますが、ARDは男も夫婦も「ウクライナの軍や情報機関との繋がりはない模様だ」としています。

ポーランドの捜査当局はJNNの取材に対し、「ドイツ側から依頼を受け、捜査をしたが、男が7月初めにウクライナに向けて出国したため、逮捕には至らなかった」としています。

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