第2次世界大戦中に中国で細菌戦の研究を行ったとされる「731部隊」に所属していた元少年隊員が終戦以来、79年ぶりに中国を訪れました。

 長野県に住む清水英男さんは1945年3月から8月まで少年隊員として「731部隊」に所属し、終戦とともに帰国しました。

 中国中央テレビによりますと、清水さんは13日午前、中国東北部・黒竜江省ハルビン市にある部隊の跡地を訪れ、石碑の前で祈りを捧げました。

 79年ぶりに中国を訪れる理由について、清水さんは「鎮魂と謝罪の気持ちを伝え、日本と中国の関係を良くしたい」と話しています。

 731部隊について日本政府は「細菌戦を行ったとする資料は確認されていない」としています。

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