中国政府に批判的だった香港紙「リンゴ日報」の創業者が、2019年の許可のないデモに参加した罪で禁錮刑が確定しました。

香港紙「リンゴ日報」の創業者・黎智英氏は、2019年8月に行われた、刑事事件の容疑者を中国に引き渡すことを可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対するデモを組織した罪などで起訴されました。

一審では、黎氏は「デモの組織」、「参加」、両方の罪が認定されましたが、二審では参加した罪のみを認定。

12日、最高裁にあたる「終審法院」が黎氏ら被告側の上告を退けたため、二審の禁錮9か月の判決が確定しました。

黎氏をめぐっては詐欺罪で有罪となり、現在服役中ですが、「海外勢力と共謀して国の安全を脅かした」などとして、香港国家安全維持法に違反した罪での裁判も続いています。

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