アメリカのトランプ前大統領の「不倫口止め疑惑」をめぐる事件の裁判は、これから検察側の冒頭陳述が始まりますが、トランプ氏が先ほど、ニューヨーク州の裁判所に出廷しました。

この裁判は、トランプ氏が2016年の大統領選挙の直前に不倫の口止め料をめぐり業務記録を改ざんした罪に問われているもので、アメリカの大統領経験者が刑事責任を問われるのは史上初めてです。

22日の裁判では、検察側の冒頭陳述が行われます。

アメリカメディアによりますと、口止めに関わったとされるトランプ氏の支援者でタブロイド紙の経営者だったデビッド・ペッカー氏が検察側の「最初の証人」として証言を行う見通しです。

トランプ氏は4つの事件で起訴されていて、法廷での審理が始まるのはこれが初めてです。

トランプ氏は出廷の直前、「この裁判は魔女狩りであり、選挙妨害にほかならない」などと不満を表明しています。

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