米政府庁舎に掲げられた米国と韓国の国旗=2023年4月26日、秋山信一撮影

 韓国軍合同参謀本部は12日、19~29日に定例の米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムシールド(自由の盾)」を実施すると発表した。北朝鮮の核を含む大量破壊兵器への対応に重点を置いて行う。北朝鮮が軍事的な反発に出る可能性がある。

 訓練では、北朝鮮によるミサイル攻撃や、全地球測位システム(GPS)のかく乱、サイバー攻撃なども想定して行う。合同参謀本部は「陸海空で射撃訓練を拡大する」とし、「相互運用性と実戦性を強化し、韓米同盟の作戦遂行能力を示す」と北朝鮮をけん制。「演習は有事の際の防衛態勢を維持する上で欠かせない」とも強調した。【ソウル日下部元美】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。